大きなニンニクの収穫に喜ぶ参加者たち
須賀川市農業公社の体験活動「耕作放棄地でニンニクを育てよう」の収穫作業は18日、柱田地内の畑で行われ、豊かに実ったニンニクに参加者たちが喜んだ。
耕作放棄地再生対策事業の一環として、体験型市民農園の耕作放棄地の発生防止と解消に取り組み、安全・安心な農産物の提供を目指している。
今年は32人が参加し、農業公社から1人約2坪に100株の種と植え付け場所の提供を受けた。種は昨年収穫した無農薬ニンニク使い、種植え、草取り、とう(花芽)摘み、追肥などを行ってきた。
今年は葉枯れ病やサビ病などが多かったため、農業公社が消毒など実施し栽培を手助けした。
収穫作業は、講師として招いた生科研営業部東日本グループの田邊俊雄主任が収穫の方法や保存の仕方を説明した。
参加者らは畑のうねに入り、シャベルやスコップなどで伸びたニンニクの茎を1個1個丁寧に引き上げ、根を切る作業に取り組んだ。「今年は豊作で大きいニンニクが収穫できて良かった」と笑顔で述べ、農業の喜びを実感している様子だった。