松明あかし 3年ぶりの複数本による開催へ 参加希望団体の説明会開く

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    参加希望団体を対象にした説明会

 11月12日に開催する「松明あかし」は3年ぶりに翠ケ丘公園五老山山頂に複数本の松明を立てて開催する。当日は松明行列やおもてなし広場、露店などのイベントは実施しないが、園内駐車場での奥州須賀川松明太鼓保存会の太鼓演奏披露のみ行い、感染対策をした上で山頂への一般観覧入山を認める。
 コロナ禍以降の松明あかしは伝統文化の継承を目的に松明をもりたてる会の1本のみの松明立て形式で、2年連続で開催してきたが、今年は伝統と製作技術継承なども目的に、令和元年松明あかしに参加した25団体に呼びかけ、複数本での開催に舵を切った。
 3年前の松明あかしには松明をもりたてる会をはじめ、市内企業4社、中学校7校、高校・支援学校3校、町内会7団体、友好都市座間市など有志団体3団体が参加した。
 参加希望団体を対象とした説明会は21日、市役所で開かれ、仕事や遠隔地であることなどを理由に欠席を事前に報告していた数団体を除き、約20団体の代表が出席して、市担当職員から今年度の本体松製作参加要項について説明を受けた。
 松明あかしは令和4年新型コロナウイルス感染予防対策実施マニュアルに基づき、準備段階から速やかに連絡体制が取れるように緊急連絡網を作成し、作業開始2週間前から終了まで健康管理チェックリスト記載、当日は飛沫感染予防のため山頂での名物でもある応援合戦は行わない(応援エリアは設けない)、一般観覧客と関係者エリアのすみわけを実施する。
 本体松の大きさの基準として、長さ6㍍から8㍍、胴回り2㍍から4㍍(直径64㌢から130㌢)、重さ1㌧以内で、基準を超えた場合は五老山への設置を許可しない旨が伝えられた。
 また本松明には新聞紙などの紙類や可燃物(カヤ・タケ以外)、鉄骨・鉄筋などは使用せず、倒れないように確実に番線などで固定するよう注意喚起した。
 本松明設置の実施方法などは10月に改めて参加団体説明会を開く予定である。
 説明会に参加した団体代表からは「後継者育成と技術継承のためにぜひとも参加したい」と前向きな声が聞かれた一方で、「松明を山頂まで運ぶためのトラック運搬費用など予算の確保を考えなくては」など心配の声もあった。
 参加団体説明会出欠が本松明製作の可否に直結する訳ではないが、22日現在で参加申し込みを済ませた団体もあり、3年ぶりに山頂で複数本の松明が炎に包まれる松明あかしが戻ってくる見込みだ。