「うまや遺跡」跡で説明を聞く参加者たち
須賀川ふるさとガイドの会のふるさとツアーズ第4弾「イワセの國の時代」は25日、歴史愛好家ら約20人が参加して開かれ、翠ケ丘公園上北町駐車場からうまや遺跡、上人担廃寺跡など約4㌔を歩き、1300年前の石背国に思いをはせていた。
大和朝廷は8世紀はじめ蝦夷(えみし)への対策として、陸奥国から石背国(会津・中通り)と石城国(浜通り)を独立させ、石背の国府が須賀川に実在した。
今回のふるさとツアーズ第4弾は、要害遺跡、岩瀬の渡し跡、釈迦堂跡、うまや遺跡、上人担廃寺跡、米山寺経塚、太郎松、種蒔桜、栄町遺跡などのほか、戦国時代に須賀川を治めた二階堂氏の居城跡や須賀川宿ゆかりの地を訪ねた。
当日は30度を超える真夏日となったが、参加者たちは日傘や菅笠をかぶるなどして酷暑を避けながら、各地のガイドをじっくりと聞き石背の歴史に理解を深めていた。