須賀川一小で震災後歌い継ぐ「希望のうた」歌碑が完成 11日NAOTOさんら迎え除幕式

教育文化須賀川市

 須賀川一小は震災復興応援ソング「希望のうた~カワセミのように~」を歌い継ぐため、歌碑を昇降口前庭園に建立、また桜水ホールにも歌詞のパネルを設置した。除幕式は作曲者のNAOTOさん、啼鵬さんらを迎えて11日午後2時半から行われ、児童と喜びを分かち合う。
 「希望のうた」は東日本大震災で被災した同校の児童を勇気づけるため作られた。
 当時、同校は震災で校舎が倒壊したため、須賀川二小と須賀川一中に分散登校する学校生活を余儀なくされた。
 バイオリニストのNAOTOさんは、チェリストの柏木広樹さん、作曲家の啼鵬さんとともに2011年6月に来須し、小中学校5校で子どもたちの心を癒やす音楽を奏でた。
 ちょうど同校が創立140周年であったこともあり、がんばり続ける児童の震災復興に向けた新たな出発に力を貸してほしいと復興応援ソングの提供を依頼したところ、NAOTOさんらは快く引き受け、前述の3人が作曲、大黒摩季さんが作詞して翌年3月の卒業式で初披露された。
 「僕らの未来は、僕らが変えるんだ、希望へと突き進もう」などの歌詞は、児童から聞き取った復興への願いを反映させている。
 現在も第2の校歌として伝統の桜水音楽祭や卒業式などで大切に歌われている。
 歌碑と歌詞パネルは震災から10年が経過し、児童のほとんどが震災後の生まれとなる中、改めて当時の思いや歌の価値を見直し、末永く歌い継いでいくために製作した。
 除幕式は新型コロナを防ぐため、児童は6年生のみ出席し、NAOTOさん、啼鵬さん、代表児童と菅野哲哉校長が除幕する。
 来賓の2人のほか、被災当時、校長として児童のために尽力した八木沼智惠子さんがあいさつする。
 その後、桜水ホールのパネルも特設合唱部の児童が除幕し、「希望のうた」を高らかに歌う。