3年ぶり本松明作りに挑戦 須賀川一中 ひと足早く作業開始

文化須賀川市

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    本松明の製作手順を教わる生徒たち

 須賀川市の伝統行事「松明あかし」は3年ぶりに複数本の松明が夜空を焦がす従来に近い形で実施される予定だが、11月12日の本番に向け、須賀川一中の3年生が早くも本松明作りを開始した。
 松明あかしはコロナ禍の影響で、昨年まで2年連続で規模を大幅に縮小し、1本の松明を無観客で燃やすことで伝統の継承を図ってきた。
 今年は安全を最優先に考え、感染対策を講じながらも、会場となる翠ケ丘公園五老山への一般入場を認めた形の実施を目指す。
 コロナ禍前の令和元年に松明製作から携わった学校や企業など25団体に参加を呼びかけ、今月中旬頃までに意思を確認している。
 須賀川一中は毎年3年生が本松明、絵のぼり、よさこいの3班に分かれ、それぞれの製作物や踊りを完成させてきた。校内文化祭「秀麗祭」で披露し、本松明は全校生で五老山まで運んで、燃える本松明の前で繰り広げる応援合戦も伝統の一つとなっていた。
 2年前は本松明製作を諦めざるをえなかったが、昨年は3年生に松明あかしの雰囲気を味わってほしいと、総合的な学習の時間に本松明の約半分の大きさのミニ松明を2本作り、昇降口に飾った。
 本松明の参加が認められた今年は3年生73人が、「わが街須賀川の伝統行事を体験しよう」というテーマで総合的な学習の時間を使い、例年同様3班に分かれた活動を6月からスタートさせた。
 松明班は外部講師から手順を学びながら、竹を4つに割るなど、骨組みを作るための準備を進めた。
 生徒らは力を合わせて一生懸命に松明作りに取り組み、先輩たちから引き継ぐ秀麗魂を燃やし始めている様子だった。