須賀川で「シン・ウルトラマン」特別上映会 斎藤工さんと樋口真嗣監督が感謝と継承語る

イベント文化特撮須賀川市

  • 画像
    笑顔でフォトセッションに参加する斎藤さん(右)と樋口監督
  • 画像
    映画「シン・ウルトラマン」を楽しんだ来場者

 須賀川出身で特撮の父と呼ばれる円谷英二監督らが生み出したウルトラマンが1966年7月10日にテレビ初放映された「ウルトラマンの日」にちなみ、映画「シン・ウルトラマン」特別上映会は10日、須賀川市文化センターで開催され、約950人のファンが集結した。
 同作は、現代日本から失われつつある特撮関連資料などを保存・継承する特撮アーカイブセンター建設に携わった樋口真嗣監督、庵野秀明さんら制作陣と俳優の斎藤工さんや長澤まさみさんら出演陣が集結した豪華作として5月の公開から注目を集め続けている。
 初代「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち返りながら、様々な禍威獣(カイジュウ)が出現する現代日本を舞台に、外星人(がいせいじん)の脅威から人類を守るべく降着した銀色の巨人・ウルトラマンの活躍を描く。
 本市での特別上映会にはゲストとして主役でウルトラマンになる男・神永新二を演じた斎藤工さんと樋口監督を迎えた。斎藤さんは円谷監督の生誕地である須賀川に初めて訪れた感動を語り、「特撮が息づく地で皆さんと一緒に過ごせたことは幸せに思います。円谷監督の平和を願う優しさや愛、希望のメッセージは今の時代だからこそ煌々と輝くものだと思います」と語った。
 樋口監督は作品内でウルトラマン飛行シーンを撮影するために使用したミニチュアを持参し特撮アーカイブセンターに収蔵したいと公表し、「今回、新しいウルトラマンを作り披露できることは、大変光栄なものです」と話した。
 半世紀前にお茶の間を夢中にさせた初代ウルトラマンの主人公ハヤタ隊員を演じた黒部進さんのメッセージ動画も公開され、斎藤さんは感動の表情を浮かべながら「黒部さんから始まったレガシーや紡がれてきたバトンを受け取れたことは心の底から光栄です」、樋口監督は「10年前に須賀川に来て(散逸・流出していた)ミニチュアを何とかしてほしいと頼んだことから始まった。円谷監督をはじめ先輩たちが生み出し育て上げた特撮を後世に受け継ぐ使命を改めて感じた」とした。
 最後に斎藤さんは今回の特別上映会を機にウルトラマンを生み出すきっかけとなった「須賀川との物語がこれから始まればと思います」と期待を寄せ、特撮アーカイブセンターやtette5階の円谷英二ミュージアムを訪ねたいとも話した。
 客席をバックに斎藤さんと樋口監督の記念撮影をし、客席からは女性たちを中心に熱い視線がステージに注がれていた。

イベント情報バナーイベント情報バナー