歌い継ぐ「希望のうた」 須賀川一小で歌碑を披露

教育文化須賀川市

  • 画像
    完成した歌碑
  • 画像
    NAOTOさんらに「希望のうた」を披露する子どもたち

 須賀川一小の震災復興応援ソング「希望のうた~カワセミのように~」の歌碑除幕式は11日、歴代校長や作曲者のNAOTOさん、啼鵬さんらを迎えて行われ、児童らが喜びを分かち合い、伝統として歌い継いでいく決意を新たにした。
 「希望のうた」は東日本大震災で被災した同校の児童を勇気づけるため、バイオリニストのNAOTOさん、作曲家の啼鵬さん、チェリストの柏木広樹さんの3人が作曲した。作詞はシンガーソングライターの大黒摩季さんが務め、当時の5・6年生から寄せられた言葉をくみ取りながら完成させ、2012年3月の卒業式で初披露した。
 歌碑は震災から10年以上が経過し、震災後に生まれた児童がほとんどとなる中で、当時の思いや歌の価値を見つめ直し、今後もさらに歌い継ぐため制作した。
 式は6年生81人や来賓が出席し、代表児童の大和田凛さんと蜷川基生君、NAOTOさん、啼鵬さん、歴代校長の八木沼智惠子さん、渡邉真二さん、永瀬功一さん、味戸誠一郎同窓会長、小林徹郎PTA会長、望月和彦音体会長、菅野哲哉校長が除幕した。
 管野校長は「希望のうた」が作られた経緯など説明し、「この歌が皆さんの心の中にいつまでもあるように、須賀川一小でずっと歌い継がれていくように祈る」と述べた。
 NAOTOさんは「作ったのは僕らですが、これは歌い続ける皆さんの歌であり、10年以上育ててくれてうれしく思う」、啼鵬さんは「これから人生の節目に歌を思い出してほしい」と祝福した。
 震災当時校長だった八木沼さんは「被災した状況から前を向くほどの元気をくれた力を持つこの歌が、伝統として将来にわたり歌われることを期待する」と語った。
 児童代表の塩田愛琉名さんは「私は『僕らの未来は僕らが変えるんだ』という歌詞が好きです。この先もずっと大切に歌っていくことを約束します」と述べた。
 この後、校内の桜水ホールに設置された歌詞パネルの除幕を合唱部の代表児童である松川良翔君、石井かの香さん、芳賀愛未さん、張堂春花さんが行い、合唱部全員で「希望のうた」を歌った。
 なお歌碑には作詞・作曲4人のサインとメッセージも刻まれている。
 NAOTOさんは「目標を見つけ夢に向かって一歩一歩進んでいこう!」、大黒さんは「小さな手でも繋げば大きな輪になる」、啼鵬さんは「はじめの一歩が大事 続ける事はもっと大事」、柏木さんは「優しさは強さ。笑顔あふれる時が続きます様に」と記した。