ながぬまラボで撮影した自主怪獣映画(昨年11月)
特撮の街・須賀川でのアマチュア怪獣傑作映画初上映会「全国自主怪獣映画選手権 須賀川傑作選」は18日、tetteたいまつホールで開かれる。午前の部(9時45分開場)は田口清隆監督のトークショーと上映会、午後の部(1時開場)は自主映画6作品を公開する。入場無料、途中入退場自由。
全国自主怪獣映画選手権を主催する田口監督は中学生時代から自主映画を撮り続け、ウルトラマンZなど多くのウルトラマンシリーズで監督を務める。
先月、須賀川特撮アーカイブセンターで開講した市内小中高生が参加する「すかがわ特撮塾」で映画メイキングディレクターの島崎淳さんとともにメイン講師をしている。
今回は「須賀川傑作選」と題し、平成26年から全国で17回開き上映してきた作品の中から、選りすぐりの名作を一挙上映し、自主映画ならではの工夫や苦労話など撮影の舞台裏をのぞけるメイキング映像と監督のトークショーを行う。
午前の部は田口監督と島崎さんの2人が出演し、監督が中学生から現在に至るまでの軌跡を、当時の秘蔵自主映画とともに振り返るトークショーを午前11時半まで公開する。
午後の部は1時半からオープニング、同40分から「ビビッドマン∨」(塩月彩矢総監督、與儀沙仁扇監督)、2時15分から「惨殺巨獣バリギュラ―」(岩村高志監督)、同50分から「機械忍者」(黒川陽平監督)、3時10分から休憩、同20分から「温泉防衛バスダイバー」(井上森人監督)、「ガンキリュウ」(名久井晨監督)、4時20分から「海鳴りのとき」(佐藤高成監督)、5時20分エンディングのプログラムを予定している。
なお3時台に上映する「温泉防衛―」と「ガンキリュウ」は昨年11月、特撮アーカイブセンター収蔵のミニチュアを使い、ながぬまラボで撮影し、同年第4回熱海怪獣映画祭で上映した。
当日はtette1階に特撮用のミニチュアビルを使ったセットを特別配置し、怪獣気分で記念撮影できるセットも用意する。
すかがわ特撮塾の受講生も映画選手権に参加して、上映作品やメイキング映像、トークなどを楽しむ。
全国自主怪獣映画選手権は、幅広い年代のアマチュア監督が撮影した作品を一堂に集めたコンテスト。田口監督が平成26年から若手特撮クリエーターを育てるべく主催し、過去の参加監督は現在、ウルトラマンやスーパー戦隊シリーズなど現代特撮制作現場で活躍している。