5位以上を目標にする佐藤君
仁井田中3年の佐藤翼君(14)は8月26日から鹿児島県薩摩川内市総合運動公園総合体育館で行われる第30回全国中学生空手道選手権大会に出場する。5月の県大会で組手と形の両方で出場権を勝ち取り、小学1年生から続く全国大会連続出場記録を一つ伸ばした。
3歳の頃から郡山市の糸東塾に所属して練習を重ね、今では自身の鍛錬はもちろん、後輩たちのサポートにも積極的に取り組んでいる。
中学入学をきっかけにやらされる稽古から自分から主体的に取り組む姿勢へ自主的に切り替え、身体だけでなく精神面でも大きく成長を遂げた。
県大会を振り返り「中学生活で磨き上げた技術とメンタルの現状を知り、自分の成長を確認し原点に戻る事ができました」と自信をのぞかせた。
大きな飛躍の要因を「部活と空手を両立させるために、地道な体幹トレーニングなどで基本と基礎を強化したこと」と自己分析し、中学3年間で形は緩急のメリハリを、組手は様々な場面に対応した攻守のバリエーションを身に着けた。
全国大会では過去最高の全国5位以上(小学4年時)を目標としつつも、「自分の力を存分に出して悔いが全く残らない試合を楽しみたい」と目標を掲げる。
「空手は自分の生きがい」と真っ直ぐな目で話し、将来は競技に携わりながら、磨き上げた力と技術を生かせる職業に就きたいと話す。