天栄村の湯本中学校閉校記念事業実行委員会の「湯本中の思い出を語る会」は8月14日午前10時から同校で開かれ、校舎・寄宿舎の公開や歴代卒業アルバム・パネル展示などで、昭和22年から続く76年間の色あせない記憶を在校生や卒業生、恩師らが分かち合う。
同校は来年度で生徒数がゼロになり、その後も新入生が少ないため、今年度末で閉校する。
実行委員会は地元在住の卒業生や学校関係者らで組織し、同イベントや記念誌発行などを通じ、同校の歴史と思い出を共有することで後世につなぐ。
イベントは帰省する卒業生も多いお盆の時期に実施することで、より多くの人の参加を促す。
現在、地域住民に参加を呼びかけるチラシを配布している。
主な内容として、在校生2人が校歌を披露するほか、生徒らが昨年度に湯本小の児童と作った約15分間の短編映画の上映や、アントレプレナーシップ(起業家精神)授業で開発している食品紹介などで、現在の学校生活の様子を伝える。
なお実行委員会では展示等に使用するため、同校にちなんだ映像や写真の提供を呼びかけている。
問い合わせは同校内の実行委員会事務局(℡84―2009)まで。