小学校に絵本「タグすけ」 須賀川市影沼町・松川さんが寄贈 障がいのマイナスイメージ払拭へ

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    森合教育長に「タグすけ」を手渡す松川さん

 須賀川市影沼町在住で、来月に開業する再挑戦支援合同会社ReSta代表社員の松川力也さん(23)は22日、市役所で森合義衛教育長に脳卒中フェスティバル実行委員会原作の絵本「タグすけ」を市内全小学校分16冊を寄贈した。
 松川さんは須賀川一小・一中卒業。中学3年の冬に自宅で脳卒中を発症し、今も左半身にマヒが残る。砲丸投げでパラ国体出場経験を持つ。障がいを自分の強みに変換し、21歳で取得した言語聴覚士の資格を生かして、脳卒中フェスティバルを開催してきた。
 これまでの人生を支えてくれた多くの人との「つながり」を大事に考え、自身と同じような障がいを持つ人の再出発を支援するべく、合同会社ReStaを来月立ち上げ、現在は同フェス開催準備とともに東京と市を行き来する多忙な日々を過ごしている。
 寄贈した「タグすけ」は、脳卒中フェス代表の小林純也さんが絵・文を担当した。身の回りのものを好き嫌いでタグ付けする主人公を通して、障がいへの差別や偏見をもたないよう呼びかける小学低学年向けの作品。
 松川さんは「絵本を通して障がいがもつマイナスのイメージを払拭するきっかけになれば」と話し、森合教育長は「各学校での読み聞かせで活用し、障がいのタグを付けないための教育に生かしていきたい」と答えた。
 脳卒中フェスティバルはコロナ禍で昨年はオンラインで開催し、今年は10月下旬に名古屋ららぽーとで予定している。