自衛隊基地内を走るランナーズ
次代の円谷幸吉育成を目指す円谷ランナーズの強化練習会は23日、陸上自衛隊郡山駐屯地で行われ、かつて円谷選手が研さんを積んだゆかりの地で、子どもたちがトレーニングに励んだ。
例年は夏合宿でゲレンデ逆走駅伝など行っているが、コロナ禍のため実施できない年が続いている。そうした中で、夏休み中の子どもたちに思い出に残る経験を提供したいと、今回初めて同会場で実施した。
郡山駐屯地はかつて円谷選手も所属し、陸上部を立ち上げるきっかけを作ったゆかりの地としても知られる。
小中学生35人が参加し、午前中は10㌔リレーなど行った。また郡山駐屯地陸上部のメンバーも加わり盛り上がった。
施設見学では「忍耐」の碑など円谷選手にまつわる資料を見学したほか、特殊車両に乗って記念撮影するなどして思い出を作った。
午後は鬼ごっこで小学生対中学生、大人対子どものチーム戦を楽しんだ後、基地内を巡回するランニングで脚力を鍛えた。
参加した鈴木譲キャプテンは「円谷選手や陸上部の皆さんと同じ土を踏んで練習できる貴重な体験ができてありがたかったです」と喜び、競技力向上へのモチベーションを高めた様子だった。