藤沼湖畔「奇跡のあじさい」見頃 震災復興のシンボル 9月に3年ぶりの感謝祭を計画

地域振興

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    見頃を迎えた湖畔の「奇跡のあじさい」

 東日本大震災で決壊した藤沼湖底から発見・採取し、全国に1300人を超える里親の輪が広がる長沼商工会「奇跡のあじさい」プロジェクト実行委員会が湖畔に植栽したアジサイが見頃を迎えている。
 藤沼湖は震災の影響で本提が決壊し、約150万㌧の貯水が下流域を飲み込み人的・物的損害をもたらした。2年後の春に湖底を歩いた商工会関係者が自生するヤマアジサイを発見し、「奇跡のあじさい」と命名して復興のシンボルに位置付け、全国から里親を募集し北は北海道、南は沖縄まで広がっている。
 実行委員会は本提決壊と復興の思いを後世に受け継ぐべく、各種イベントなどに合わせて湖畔やキャンプサイト、公園入り口などに約1300本を記念植樹し、昨年10月に追肥作業などに汗を流した。
 湖畔周辺のアジサイは青紫や赤紫、青、ピンク、白などに色づき、可憐な花々が見頃を迎え、公園利用者から好評を得ている。
 今年は9月18日に奇跡のあじさい感謝祭を3年ぶりに開催し、北海道など各地の里親を迎えて記念イベントを計画している。