季の里天栄の名物目指して ジャンボキュウリ最盛期 天栄村の鈴木さん夫妻が栽培

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    巨大な実をつける鈴木さんのキュウリ

 天栄村白子の鈴木勝之さん(70)・愛子さん(80)夫妻が栽培するジャンボキュウリ(スーヨーロング)が最盛期を迎え、長さ50~60㌢の巨大な収穫物が道の駅季の里天栄の隠れた名物となっている。
 夫妻がキュウリを育て始めて約9年になる。自宅に隣接する畑でハウス栽培しており、すぐ隣のハウスには一般的な大きさのキュウリも育てている。「比べられるものがあると、見に来た人が一層驚くから」と勝之さんは愉快そうに明かす。
 もともと「季の里天栄の名物を作りたい」と育て始めたのがきっかけだった。ほかと違った作物を育てる楽しさが性に合い、約40㌢のナス(庄屋大長ナス)や丸型のゴーヤ(アップルゴーヤ)、大きな唐辛子のような形をしたピーマン(スイートパレルモ)など変わり種の栽培に力を入れている。
 またキュウリはジャンボキュウリのほか、プラスチックの型を使うデコキュウリも育て、断面がハートや星型になる面白さを食卓に届けている。
 鈴木さんは野菜の見た目だけでなく、品質にもこだわる。キュウリは一般的な栽培法である接ぎ木で育てると、見た目は良いが皮が硬めになってしまう。「本当のキュウリを味わってほしい」と、タネから育てる実生(みしょう)栽培も並行し、季の里天栄に卸す。
 「実生は見た目が白っぽく、はっきり言ってあまり売れない。でもこだわり続ければ、いつか伝わると信じている」と熱い思いを語る。
 皮が柔らかく、香りもさわやかなジャンボキュウリは8月上旬頃まで季の里天栄で購入できる(出荷は土・日曜日が中心)。