子どもたちを楽しませる高校生ボランティア
須賀川市社会福祉協議会のサマーショートボランティアがスタートし、市内の高校生が保育施設や老人ホーム、医療機関などで奉仕活動に励んでいる。
福祉の仕事体験を通してボランティアに理解を深めるもので今年は74人が保育施設、児童クラブ、高齢者施設、障がい者施設など18施設2団体で活動する。
このうち子どもの居場所づくりなどに取り組む市民団体kokoyoriは27日、高校生3人を受け入れた。
同団体は毎週水曜日、大町のタルカワスタジオに子どもたちが楽しく過ごせる居場所を設ける「放課後わらりら」を実施している。
高校生らは弁当作りを手伝ったり、集まった子どもたちとボードゲームで遊ぶなどして力を貸した。
参加した須賀川桐陽高3年の福島歩音さんは「高校最後の年なので、初めてこの事業に参加してみました」と話す。「最初は緊張もありましたが、話しているうちに子どもたちから積極的にコミュニケーションをとってくれるようになってうれしかったです。今後は高齢者施設のボランティアにも参加したいです。また看護師を目指しているので、今回の活動を将来に活かしたりしたいです」。
各施設での奉仕活動を通じ、高校生たちが頼りがいのある成長の輝きを放っている。