県トラック協会県南支部の橋本一美支部長は27日、市役所で橋本克也市長に県トラック協会連盟の「燃料価格等の高騰により危機に瀕するトラック運送業界からの要望書」を手渡し支援を求めた。
トラック運送業者は平時は国内輸送サービスで日常生活や経済活動を日夜支え、大規模災害時やコロナ拡大時は緊急物資輸送などエッセンシャルワーカーとして安定した物流確保に総力を上げて取り組んできた。
一方で業界は中小事業者が大半を占め、コロナ感染拡大やウクライナ侵攻などによる燃料価格高騰の影響を深刻に受け、事業存続の岐路に立っている。
今後もトラック運送事業者が地域経済と住民の暮らしを支える公共運送サービスとして存続するため、燃料安定供給確保と高騰対策のための各種支援創設、経営助成、経済的支援を求めた。
橋本市長は要望を受け、8月から申請を受け付ける市原油価格・物価高騰等支援を紹介し、今後の地方創生臨時交付金を活用した支援策の検討などを説明した。
なお県南支部は22日に鏡石町の木賊正男町長にも同様の要望書を提出した。