「見る人が幸せになるように」 鏡石町で全国田んぼアートサミット

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    「つるのおんがえし」を撮影する来場者
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    全国から各団体が参加したサミット
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    事例発表する岩農高生徒

 鏡石町制60周年記念「2022全国田んぼアートサミットinかがみいし」は28日、全国15団体と現地スタッフら計約400人が参加して須賀川市文化センターなどで開かれた。
 鏡石町は平成24年、東日本大震災からの新たな復興シンボルとして田んぼアート事業に取り組み、童話や民話をテーマに様々な作品を披露してきた。
 平成28年からアニメーションクリエーターの湖川友謙さんをデザイナーに迎え、アニメ調の洗練された図柄やグラデーションを利用し工夫を凝らして、町内外から観覧者が集まる町を代表する観光スポットとなっている。
 今年で10周年を迎え過去最多の6色10種類の稲で「つるのおんがえし」を表し、見頃を迎えた25日、累計観覧20万人を達成した。
 サミットは北海道から鹿児島まで各地でふるさと起こしに取り組む団体の文化交流と技術向上を目的に各地で開かれ、今年は10周年を迎えた鏡石町が会場に選ばれた。
 午前中は町図書館展望室から参加者らが観覧し、図書館入り口では田んぼアートの米粉などを材料にしたバウムクーヘンやあーさー♪たい焼きなどを振る舞った。
 全国サミットでは大会長の木賊正男町長が唱歌・牧場の朝モデル地である鏡石町と岩瀬牧場をPRし、「田んぼアートは、震災で全国から寄せられた支援への感謝を込めて『つるのおんがえし』をデザインしました。コロナ禍で3年ぶりに多くの皆さんを迎えた全国サミットが開催できることを感謝します」とあいさつした。
 和田和久実行委員長は「田んぼアートは、見る・食べる・光る・歩く楽しみがあります。見に来てくれた人が幸せになれるよう今後も目指します」とあいさつし、来賓代表の中島博県中地方振興局長(知事代読)が祝辞を述べた。
 田んぼアートスタートから学校活動の一環で種蒔き、育苗、測量、田植えなどに関わってきた岩瀬農業高生物生産学科作物専攻班の3年生6人がこれまでの事例を発表した。
 基調講演は湖川友謙さんが「私とかがみいし田んぼアートとの出会い」、秋元里奈ビビッドガーデン社長が「食べチョクが考える持続可能な一次産業にむけて」、パネルディスカッションは「今後の田んぼアートについて~withコロナ/アフターコロナを見据えて」のテーマで行われた。
 閉会後は鏡石舘で交流会を開き、笠石熊野神社太々神楽などを披露し、地場産品のキュウリの佃煮、日本酒鏡の雫、町地域おこし協力隊の小柳拓未・比呂夫妻考案の新感覚スイーツ「田んぼアートティラミス」も提供された。