新旧の校歌を歌う合唱部 息のあった演奏で客席を魅了する吹奏楽部
須賀川創英館高吹奏楽部・合唱部の第1回定期演奏会は31日、市文化センターで開かれ、生徒たちが須賀川・長沼の両校から受け継ぐ伝統と調和、創英館として新しい歴史を刻もうと挑戦する思いを込めた演奏を響かせた。
保護者や地域に練習成果を披露し、感謝を伝える場として旧須賀川高が毎年実施してきたイベントを継承した。吹奏楽部21人と合唱部15人が3部構成の舞台を整えた。
はじめに合唱部員がステージに一列に並び、「天高く風薫る―」と馴染み深い須賀川高校歌を斉唱した。そこに「日高見は万朶の桜―」と歌う長沼高の校歌を重ね、それぞれの校歌を重唱することで、統合校としての調和を表現した。
次いで須賀川創英館高の校歌をピアノの伴奏で地域に初披露し、真新しいメロディーを丁寧に歌い上げた。
森下陽一郎校長は「3年ぶりの地元開催であり、創英館としては初の定期演奏会となります。伝統をどのように引き継いでいるか聴いていただければ幸いです」とあいさつした。
1部は吹奏楽部・合唱部がそれぞれコンクール課題曲などを披露した。
2部は合唱部が「青い珊瑚礁」や「何度でも」などで歌声を響かせ、3部は吹奏楽部が「A・RA・SHIメドレー」や「学園天国」など幅広い世代に馴染みのある音楽を奏で、会場とともに盛り上がった。