高齢者の健康料理教室で実習する受講者
県と須賀川市老人クラブ連合会の高齢者健康料理教室は2日、tetteで開かれ、受講生21人が食について理解を深めた。
高齢者が介護などの手を借りず自立して過ごせる時間、いわゆる健康寿命を延ばすために食の知識や技術を身に付け、元気に地域や家庭で活躍する契機とすることが目的。
講師の県栄養士会の田口美智子、渡邉莉鹿子両管理栄養士が「高齢者に必要な食生活の基礎知識」と題し、一日に摂りたい食品の種類と量、バランス良く食べることの重要性などを講義した。
引き続き調理実習ではグループに分かれ、簡単でおいしく健康長寿に役立つメニューとして「筑前煮」「サバのイタリアンソース」作りに取り組んだ。筑前煮は冷凍食品の和風野菜ミックスを使用、サバのイタリアンソースは出来合いのトマトソースで簡単に調理できるなど、工夫により調理負担を軽減させるコツを教えた。
受講者らは1人分の栄養価などを学びながらテキパキと料理をこなしていた。