長ネギをPRする組合員たち
天栄長ネギ生産組合の長ネギが出荷最盛期を迎え、組合員らは作業に追われている。
天栄長ネギは村の三大ブランド特産品の一つで、同組合が栽培から出荷まで一貫して行っている。ノーザンファーム天栄の馬の堆肥を使うことで良質な栽培が可能となり、生産者が丹精込めて仕上げる長ネギは甘みも強く食感も柔らかで、高い評価を得ている。
今年度は組合員14人が計9㌶栽培、6月から生育の早いトンネル栽培のものを出荷開始した。8月に最盛期を迎え、11月まで継続的に出荷する。村内道の駅や県中地域のスーパーなどで購入できる。
また12月からは赤ネギなど冬季の長ネギも出荷する予定。
磯辺伊弘組合長は「昨年は長雨や冬の凍結で苦労し、販売総額は約3700万円だった。今年は先月まで順調だったものの、厳しい暑さのため病気の防除に苦労している。それでも昨年を上回る売り上げを目指したい」と述べた。
例年は出荷会を開き、会員や家族を招いて最盛期に向け交流を深めているが、今年は新型コロナの感染を防ぐため実施せず、地元新聞社に長ネギをPRした。