歴史の真実を子どもたちに 9日まで平和のための戦争展 ウクライナからのメッセージ動画上映も

イベント須賀川市

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    戦争や原爆の悲惨さを訴えるパネル展示

 第19回平和のための戦争展岩瀬須賀川は9日まで、tetteでんぜんホールで開かれ、来場者らは足を止めて見入っている。
 同展実行委員会の主催。「歴史の真実を子どもたちに伝えよう~地域の戦争体験を子や孫に~」をテーマに、被爆体験国の日本とウクライナに視点をおき、パネル11枚を展示している。
 ロシアによる侵攻を受けている「ウクライナってどんな国?」の企画展では、ウクライナの30年間の簡単な歴史、チェルノブイリ原発事故との関連で何度も現地に足を運んだ南相馬市在住のすぎた和人さんが提供した写真約40枚と、広島原爆の被害など広島市立基町高の生徒が描いた原爆の絵画18枚、須賀川の空襲と戦争体験(聞き取り)、ヒロシマ・ナガサキ原爆被害、核兵器禁止条約などが紹介されている。
 ほかにもウクライナからのメッセージなどの映像も上映している。
 15日の終戦記念日を前に、改めて戦争と平和について考える機会にと、来場を呼びかけている。