日本中学生記録を更新した増子君(事前取材で撮影)
第43回東北中学生陸上大会の2日目は10日、新青森県総合運動公園陸上競技場で行われ、共通男子3000㍍で鏡石中3年の増子陽太君が8分15秒04の日本中学生新記録で優勝し、国内の陸上史に名前を刻んだ。
増子君は日本中学生記録の更新を狙い、関係者が目を見張るような力走をみせた。事前の取材では「暑さが苦手」と話していたが、これまで積み上げたトレーニングが功を奏し、暑さに耐え抜いたままハイスピードでゴールした。またライバルと目されていた山形県代表の菅野元太選手と歴史に残るデッドヒートを繰り広げ、菅野選手も8分15秒21でともに日本記録を塗り替えた。
増子君は7月の県中体決勝で記録した8分21秒12を上回っており、これまでの日本中学生記録である8分17秒84(2017年 福岡県の石田洸介選手)を2秒以上更新した。
今後、さらに調整を進め、18日から福島市とうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)で開幕する全国大会の頂点を目指す。