安全祈願祭で玉ぐしをささげる丸山専務
JA夢みなみの稲WCS(稲発酵粗飼料)の生産作業開始式と安全祈願祭は18日、約20人が出席して長沼支店で行われた。
稲WCSはコンバイン型専用収穫機、ラッピングマシンなどを使い、稲の米粒が完熟する前に穂と茎葉を丸ごと収穫してラッピングし、乳酸発酵させた牛の飼料のこと。新型コロナなどの影響でコメ需要が大きく落ち込む中、米価安定のため主食用米から飼料用米への転換が求められており、稲WCSも大きな役割が期待される。
長沼、岩瀬、天栄、東部、大東の5地区の生産農家23軒で、20・317㌶で約450㌧の生産を見込み、作業は9月中旬まで行われる。
狸森の神明神社の大槻正信宮司の神事で、丸山重一代表理事専務、我妻丈美ドリームファームすかがわ岩瀬代表取締役社長、佐藤幸一エルピー運輸常務、遠藤稔すかがわ営農センター長らが玉ぐしをささげた。
丸山代表理事専務が「1カ月ほどの作業となりますが、品質の状態を考慮しながら良いものを作ってください。コロナ感染対策をして作業をよろしくお願いします」とあいさつした。