須賀川選抜が大舞台で健闘 全日本少年軟式野球大会 惜しくも初戦敗退

スポーツ天栄村鏡石町須賀川市

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    全国の舞台で戦った須賀川選抜

 第39回全日本少年軟式野球大会は23日、横浜スタジアムで須賀川選抜が名古屋ドジャースとの初戦に挑み、3回まで1ヒット無失点に抑えるなど健闘したが、わずかに及ばず0―3で涙をのんだ。
 須賀川・岩瀬地域の中学校野球部から選ばれた須賀川選抜にとって初の全国大会であり、慣れない人工芝のグラウンドだったが、1度もエラーを出すことはなく、堂々と実力を発揮した。
 投げては先発の新妻誠曜投手(長沼3年)が次々とバッターを打ち取る好投をみせた。
 しかし4回裏に4球で出塁を許し、相手チームのクリーンナップから2点を奪われた。
 続く5回裏もヒットと4球でノーアウト1・2塁のピンチに陥ったが、新妻投手が意地のピッチングでしっかり無得点に抑えた。
 6回、4球によるノーアウト1・2塁の場面から佐藤俊佑投手(西袋2年)が登板し、センターへのヒットで1点を奪われるも、続く打者をゴロで打ち取りピンチを乗り切った。
 打撃陣は相手投手の剛腕に苦しみ、1回表に3番の矢吹駿選手(長沼3年)が安打を放って以降はヒットを奪えなかった。
 しかし選手らは最後の最後まで諦めず、ベンチも大声を張り上げて攻めの姿勢を貫き、春の全国大会で準優勝した強豪相手に一歩も引かない試合を繰り広げた。
 同行した保護者らは選手たちを全力で応援し、試合後は温かい拍手でこれまでの戦いをたたえた。

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