慎重に審査したナシ(幸水)の品評会
JA夢みなみの今年度ナシ(幸水)の品評会は24日、約30人が出席してきゅうりん館で開かれ、最優秀賞の県知事賞に吉田孝一さん(西袋)が選ばれた。
品質向上の促進に向け、果樹栽培の技術向上と普及を図り、ブランド確立に資すること、安全・安心なナシを消費者へPRすることが目的。
郷隆果樹連絡協議会長が「収穫の最盛期を迎えていると思います。降ヒョウ被害もありましたが、糖度も高く平年通りのすばらしいナシです。厳選な審査をお願いします」、佐々木一成代表理事組合長は「今年のナシは例年より1週間早い開花となり、6月に降ヒョウで50㌶被害を受け、出荷12万ケースのうち6万ケースが幸水でした。国、県、JAとしても補助事業として対応してまいります。情報共有し5番手まで出荷・販売してまいります。ケガのないように生産をお願いします」とあいさつした。
出品者は5㌔14玉、着色はカラーチャート「1・5」を基準に、すかがわ44点、しらかわ10点、いしかわ3点の計57点が出品され、最高糖度が14・7度、平均糖度は12・59度と甘みも十分だった。
佐藤周県南農林事務所農業振興普及部長を審査員長に、佐々木代表理事組合長、郷果樹連絡協議会長、丸山重一代表理事専務、JA関係者らが糖度、色目、形状、玉ぞろい、病害虫の有無などの外観などを審査した。
入賞者は次の通り。
◇最優秀賞▽県知事賞=吉田孝一(西袋)▽JA福島県本部長賞=吉田章(鏡石)▽岩瀬地方市町村会長賞=阿部一恵(西袋)▽西白河地方市町村会長賞=鈴木金二郎(白河)▽石川地方市町村会長賞=遠藤和郎(石川)◇優秀賞▽組合長賞=本田実(西袋)廣田克彦(長沼)有馬勝弘(仁井田)吉田弘治(西袋)遠藤満二(東)◇優良賞▽組合長賞=和田一男(白河)北條雄三(東)吉田洋一(鏡石)鈴木善貴(同)吉田俊一(西袋)星真一(同)佐藤明(同)鈴木利昭(東部)箭内勝(同)箭内繁(同)