須賀川市の定例記者会見は29日、市役所で開かれ、橋本克也市長が9月1日開会の定例議会提出案件などを説明した。この中で市体育施設条例の一部を改正する条例を提出し、可決されれば来年4月1日付で「須賀川アリーナ」の名称は「円谷幸吉メモリアルアリーナ」に変更となる。
「二人の円谷」顕彰事業の一環で、円谷選手の偉業を後世に伝え、市全体のスポーツ振興、市の認知度向上、シビックプライド醸成などを図ることが目的。
名称変更に伴い、利用案内や看板等の変更も発生する。
9月議会にはこの改正を含む単行議案10件、予算議案3件、決算議案3件、報告4件を提出する。
一般会計補正予算は歳出歳入に10億135万1000円を加え、今年度総額は343億3294万5000円となる。
主な歳出として移住・定住促進事業が1680万円で、県外から市に転入し、定住する目的で住宅を取得する人に対し、上限400万円(市300万円、県100万円)を補助する。
まちなか活性化推進事業は500万円(国400万円、市100万円)で、商店街等において来街者の消費動向等の調査分析や新たな需要創出につながる魅力的な機能の導入等行い、最適なテナントミックスの実現に向けた仕組みづくりなどに対し、地域商業機能複合化推進事業補助金として事業費の6分の5を補助する。事業主体はテダソチマが担う。
条例改正は職員の育児休業等に関する条例の一部を改正し、育児休業の取得回数制限の緩和を図る。