8日に須賀川商工会議所創立70周年記念式典 各種表彰も 新たな時代見据えさらなる発展へ

須賀川市

  • 画像
    創立70周年を迎えた須賀川商工会議所

 須賀川商工会議所創立70周年記念式典は、9月8日午後3時から関係者ら約120人が出席してホテルサンルート須賀川で開かれる。閉会後はコロナの状況を見ながら、規模縮小も視野に祝賀会を予定している。
 同商工会議所は昭和27年11月に地域商工業の振興・発展を目的に設立し、笠原良平初代会頭が就任した。
 オイルショックやリーマンショック、東日本大震災など様々な困難に直面しながらも、地域中小企業・小規模事業者の経営基盤強化と地域経済の活性化に取り組み続けた。
 震災後の復旧・復興が進む中で、令和元年秋の東日本台風(台風19号)、相次ぐ県沖地震などの会員事業所支援を目的に、県中小企業グループ施設等復旧整備事業の中心的な役割を担った。
 コロナ禍やウクライナ侵攻に伴う経済打撃は幅広い業種に深刻な影を落としているが、行政への積極的な要望活動や市との連携による支援事業も展開している。
 また急速に進む情報化社会への対応のため今年、デジタル化・DX推進研究会を立ち上げ、将来を見据えた自己変革の取り組み支援をスタートした。
 渡邉達雄会頭は「創立70周年を新たなスタートとして、新たな時代の流れを見据えた事業を展開し、須賀川地域の発展へ向け役職員一丸となって取り組む」としている。
 記念式典は記念事業実行委員会委員長の佐藤俊彦副会頭の開会の言葉、国歌演奏、物故者への黙とう、渡邉会頭が式辞を述べる。
 来賓祝辞などに続いて、特別功労者4人と永年特別功労議員事業所(通算30年以上・過去の受賞者除く)9事業所に感謝状、表彰状を永年継続会員事業所(創業80年以上かつ会議所加入10年以上、過去の受賞者除く)37事業所に表彰状をそれぞれ贈る。
 祝賀会は鏡開きなどに続いて、祝宴でフルート奏者の佐藤眞人さんらの演奏アトラクションを予定し、コロナ感染状況により時間短縮や規模縮小なども検討している。
 市の鳥カワセミと70周年、SUKAGAWA CCI(須賀川商工会議所)の記念ロゴマークを採用した記念誌発行や「すかがわ商工フェスタ&食の感謝祭」(10月1日開催)など創立70周年記念冠事業を各種実施する。