先端屈折や遠隔操作も可能に 須賀川消防署 はしご車27年ぶり更新

消防防災須賀川市

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    高さ35㍍まで上昇するはしご車
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    バスケットから見下ろす光景

 須賀川地方広域消防組合は災害対応特殊はしご付消防自動車(はしご車)1台を須賀川消防署に新たに配置した。はしご車の更新は27年ぶりで、先端屈折機能やスーパーインポーズカメラ、伸縮水路管など最新装備を盛り込んでおり、これまで以上に安全・安心でスムーズな救助が可能となる。
 はしごの長さは最大35㍍で、これまでより5㍍長くなり、より高所の救助活動に対応する。
 特徴として先端屈折機能は、はしごの先端が屈折することで電線や樹木などの障害物を避けたり、ビルのフェンスや手すりなどに囲まれた屋上でもスムーズな救助活動ができる。
 また放水時は、これまではしごを伸ばす前にホースを接続し、はしごの動きに合わせてホースをさばく必要があったが、伸縮水路管の搭載により、どのようにはしごを動かしてもホースがスムーズに連動し、電動式放水銃で最大毎分2000㍑の放水を迅速に実行できる。
 はしご先端のバスケットは4人まで乗ることが可能で、さらに要救助者を地上に降ろすためのリフターと同時使用ができるようになった。
 バスケットには小型CCDカメラが設置され、はしご基部操作装置のモニターで映像を見ながら遠隔操作も可能となる(スーパーインポーズカメラ)。
 スーパーインポーズカメラと電動式放水銃の組み合わせにより、バスケット内が無人でも遠隔操作で放水することもできる。
 管理者検収は7日、市役所脇の防災広場で行われ、管理者の橋本克也市長に職員らが機能を説明した。
 橋本市長や集まった見学者らもバスケットに乗り込み、はしご車の機能を体感した。
 搭乗した市消防団女性班の増子理江子部長は「たまたま通りかかり、運良く乗ることができましたが、はしごを伸ばしても揺れを感じず、恐怖感がありませんでした。これならいざというときも安心だと思います」と笑顔を見せた。
 須田勝茂消防長は「災害など出動の機会がないことが一番だが、万が一の時は最大限活用して、住民の安全・安心を守りたい」と述べた。
 来月から運用が始まり、新年度には緊急消防援助隊に登録し、災害時には市外でも活躍する。
 なお10月8日正午からイオンタウン須賀川駐車場で開かれる「消防ふれあいデー」で、はしご車の新旧2台の展示も予定している。

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