やまゆり荘前の「奇跡のあじさい」
長沼商工会、藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員会の「奇跡のあじさい感謝コンサート」は、18日午前10時から園内三世代交流館・ふるさと体験館駐車場で開かれる。
東日本大震災で決壊した藤沼湖底で平成24年に自生するヤマアジサイが発見され、復興のシンボルとして「奇跡のあじさい」と命名された。
「奇跡のあじさい」は決壊事故の詳細とともに全国各地に里親の輪を広げ、各地から寄せられた支援への感謝を表すイベントとして感謝コンサートが毎年催されてきた。
コロナ禍で3年ぶりに復活し、高土山登山、藤沼湖一周ウオーク、あじさい植樹、地元小中学生作品展示、飲食物産販売コーナーなどを催す。
コンサートは午前11時半からフラダンス、地元バンド演奏、長沼中生徒の「あじさい賛歌」合唱などを披露し、午後1時半から景品付きじゃんけん大会を予定している。
また過去に藤沼湖と同じような内水決壊が発生した京都府亀岡市と長沼地域は震災後から交流を深めており、同地に移植された奇跡のあじさいの里帰り植樹を17日午後5時から園内で行う。桂川孝裕亀岡市長らがあじさいと同市のキキョウを植える。