「閉校後も商品残したい」 湯本中生徒がパンとクッキー開発 規格外野菜活用やSDGsの工夫も

天栄村子ども

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    完成品を笑顔で頬張る佐藤君と星さん
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    オリジナルパンとクッキー

 湯本中のアントレプレナーシップ学習で生徒が開発したオリジナルパンとクッキーの試食会は12日に開かれ、関係者や保護者らが出来栄えを絶賛した。来年3月で閉校を迎え、最後の生徒となる3年生の佐藤瑛太君と星葵さんは「閉校後も村の名物としてこの商品が残り続けて欲しい」と願いを込める。
 同校は全校生徒2人と小規模ながら、その特性を活かした特色ある学習活動に取り組んでいる。商品開発は、生徒一人ひとりが社長として擬似的に会社を立ち上げるアントレプレナーシップ(起業家精神)学習の一環で、昨年度から始まった。
 今年は佐藤君が二岐山を模したパン、星さんが村の野菜等を使ったクッキーを開発した。
 2人は地元の野菜などを使用するだけにとどまらず、規格外品の活用や写真映えする見た目、SDGsの観点から入れ物に缶を採用するなど様々な工夫を取り入れた。
 材料の提供や開発、製造は道の駅羽鳥湖高原や日の出屋、スタンカフェ、パン工房林、地元農家など多くの人が協力した。
 試食会はそれら関係者らも出席し、完成度に太鼓判を押していた。
 このうちクッキーなどで協力する日の出屋の服部匡晃専務は「環境などの問題意識を持った取り組みで、素晴らしい。この経験は必ず社会に出てからも役に立つと思う」と述べていた。
 佐藤君は「今年も試作を重ね、具材の大きさなどを工夫して良い食感に仕上がったと思います」、星さんは「去年の経験を生かしたアイデアを盛り込み、素材の味を活かした美味しさにできました」と満足げな表情を見せていた。
 商品の最初の販売会は10月28日、道の駅羽鳥湖高原で開かれる予定である。