奇跡のあじさい感謝コンサート 県内外から里親ら参加 高土山登山・植樹なども

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    湖畔にあじさいを植える参加者たち
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    感謝を込めてフラダンスを披露するコンサート
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    高土山から下山する参加者たち

 コロナ禍で3年ぶりに再開した「奇跡のあじさい感謝コンサート」は18日、県内外からあじさいの里親らも集まった。震災後12年ぶりにプレオープンとなった高土山登山や藤沼湖一周ウオークなども同時実施した。
 「奇跡のあじさい」は東日本大震災翌年に長沼地方の復旧・復興活動に取り組む長沼商工会プロジェクト委員会活動中に、湖底から発見した自生ヤマアジサイ。再生シンボルとして名付けられ、北海道から沖縄まで全国各地に里親の輪が広がっていった。
 藤沼湖と同じく昭和20年代に灌漑用ダムが決壊した京都府亀岡市で記憶継承活動に取り組むNPO法人平和池水害伝承の会の中尾祐蔵代表と桂川孝裕市長らがコンサート前日、公園内に奇跡のあじさいと同市のキキョウを記念植栽した。
 感謝コンサート当日は、時折雨が降るあいにくの天候となったが、高土山登山は予定を30分ほど繰り上げて、多くの市民らが山頂を目指した。午前8時前から会場一番乗りしたと言う市内東町の安藤正博さんは「雨でちょっと山道が滑ったが初めての登頂を楽しめた。キノコも見つけ商品ももらえて、整備してくれた皆さんに感謝です」と話した。
 感謝コンサートは、初めに東日本大震災犠牲者に全員で黙とうをささげ、深谷武雄公園復興プロジェクト委員長、赤羽隆長沼商工会長、加藤和記大震災と藤沼湖の記憶をつなぐつどい実行委員長(市議)があいさつし、来賓の橋本克也市長(部長代読)、中尾代表が祝辞を述べた。
 藤沼湖一周ウオークと湖畔への奇跡のあじさい植樹に続いて、オカリナ演奏、プアリリアのフラダンス、長沼中生徒の「あじさい賛歌」合唱、地元バンドの演奏などを披露した。
 三世代交流館駐車場では長沼商工会、同婦人会、長沼観光物産振興協会らが物販ブースを出店し、焼き鳥や焼きそば、ミソじゃがいも、ふるまい汁が特に人気を集めていた。