事故撲滅へ思い一つに 秋の全国交通安全運動スタート ブルースタジアムで3年ぶりの出動式

交通天栄村警察鏡石町須賀川市

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    パトロールに出発する白バイなどを見送る参加者たち
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    出動報告する円谷中隊長

 秋の全国交通安全運動は21日からスタートし、須賀川・岩瀬地方交通関係団体と須賀川署の約100人による出動式がメガステージ須賀川のブルースタジアムで行われ、原点回帰スローガン「須賀川・岩瀬からはじめよう 交通安全」のもと、事故撲滅へ思いを一つにした。
 同運動は徐々に夕暮れ時が早まり、例年事故が増加する下半期に向けて交通安全機運を高めることが目的で、今年も21日から30日までの10日間、全国で街頭運動など展開される。
 各団体合同による出動式はコロナ禍のため3年ぶりとなる。
 大木正弘交安協会長、須賀川市交通対策協議会長の橋本克也市長、赤松正広署長があいさつし、「薄暮時の重大事故が懸念されるこれからの時期の交通事故を防ぐため、街頭指導や広報活動、取り締まり強化などで安全・安心のまちづくりにつなげたい」と協力を呼びかけた。
 地域交通安全活動推進委員協議会の円谷正美会長が腹話術による安全講話で、道路の飛び出しに対する注意など、人形を巧みに操りながら呼びかけ、会場の笑いを誘った。
 交通安全指導隊の円谷俊春中隊長が大木会長らに出動申告し、須賀川署員がパトロールへ、交通関係団体参加者はメガステージの店舗で啓発資料を配り、事故防止へ協力を呼びかけた。
 期間中の取り組みとして、防災行政無線や広報車による交通安全の呼びかけ、朝夕の街頭見守り活動、交通取り締まりの強化などを実施し、悲惨な事故が地域から1件でも減るよう交通安全思想の浸透を図る。