60周年を迎えた須賀川桐陽高
須賀川桐陽高は、10月14日午後1時から市文化センターで創立60周年記念式典を行う。
同校の前身となる須賀川女子高は昭和38年4月、旧須賀川高普通科から女子生徒350人が移籍し、「清心・熱意・友情」を校訓に開校した。平成7年4月に校名を現在の須賀川桐陽高に変更し、男女共学化・数理科学科を新設し、新たな歴史をスタートさせた。
昭和38年度から昨年度まで卒業生の総数は1万5780人を数え、市内外を問わず様々な分野で活躍している。
近年の大きな動きとして、県教委から平成31年に須賀川・岩瀬地区唯一の進学指導重点校、さらに令和3年に県内唯一のSTEAM教育推進校として指定した。
STEAMは「サイエンス(科学)」「テクノロジー(技術)」「エンジニアリング(ものづくり)」「アート(人文科学や芸術を含めたリベラルアーツ)」「マスマティクス(数学)」の頭文字を合わせた言葉で、これら5つの教育に力を入れている。
この取り組みの一環として、今年11月に実施される「科学の甲子園」県大会の出場に向け1・2年生のチームを結集し、全国大会を目指し研鑽を積んでいる。
記念式典はコロナ禍を踏まえ来賓も最少限にし、在校生、教職員、PTA・同窓会役員らのみ出席する。
橋本忠広校長が式辞を述べ、寺山佐智子同窓会長があいさつ、藤田元PTA会長がお祝いの言葉を述べる。
式典終了後は例年の芸術鑑賞会を兼ねた記念公演として、歌手の井上あずみさんとゆーゆさんの母娘が歌声を披露する。井上さんは「となりのトトロ」の主題歌「散歩」を歌ったことで有名である。