松明あかし 11月12日午後6時半点火 17団体参加、3年ぶり有観客 準備も大詰め

イベント文化観光須賀川市

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    竹わくを作る松明をもりてたる会

 須賀川市の晩秋を彩る風物詩の一つ「松明あかし」は、11月12日午後6時半に翠ケ丘公園五老山山頂に参加17団体が製作した本松明(大きさ7~8㍍)が3年ぶりに点火される。コロナ感染防止のため、今年も松明行列や露店などは行わないが、点火会場周辺の入山は再開する。
 430余年の歴史と伝統をつなぐため、昨年・一昨年は松明をもりたてる会に市が依頼し、山頂に一本のみ立てる松明立てで会場周辺も入山規制してきた。
 今年は全国的なイベント再開状況と市民や参加団体からの複数本点火復活を望む声を受けて、実行委員会が令和元年時の参加団体に意向調査し、一部制限はあるものの、3年ぶりに有観客、複数本の松明あかし再開が決定した。
 当日は一般観覧者の安全確保のため、車両通行止めなど会場周辺の交通規制を行うとともに、松明周辺での観覧を許可し、山頂は一方通行として、混雑する場合は入山規制する場合がある。
 午後5時半に二階堂神社で御神火奉受式を行い、お祓いを受けた炎は車両で五老山山頂まで運ばれる。
 午後6時半から点火式を挙行し、山頂に立つ17本の松明に順次点火する。
 全ての松明に点火完了後、五老山近くのお花見広場駐車場特設ステージで奥州須賀川松明太鼓保存会の演奏を約1時間披露する。
 松明製作団体は8月の実行委員会で19団体が参加表明していたが、コロナの影響で2団体が辞退した。
 参加17団体の松明製作は徐々に佳境を迎え始めており、コロナ禍も歴史と伝統を受け継いできた松明をもりたてる会は23日、ふれあいセンターの作業で大松明の竹わくが完成し、カヤ詰め作業に移っている。
 松明あかしは戦国時代に須賀川を治めていた二階堂氏を奥州の覇者伊達氏がうち滅ぼした激戦で命を落とした犠牲者の霊を弔う目的で、住民を中心に代々受け継がれてきた伝統行事。松明あかし前夜(今年は11月11日)には、激戦地の一つの岩瀬八幡神社で八幡町町内会主催の「八幡山衍義」を毎年しめやかに行っている。
 松明あかし参加17団体は次の通り。
 笠原工業、日本工営パワー&デジタルビジネスユニット、安部日鋼工業須賀川工場、岩通マニュファクチャリング、須賀川一中、須賀川三中、大東中、稲田学園、須賀川創英館高、清陵情報高、大町青壮年会、自由ケ丘町内会、上町青年会、弘法坦青壮年会、緑町町内会、東町あづま会、松明をもりたてる会