須賀川市文化祭 11月1日まで総合展 多彩な市民の力作149点並ぶ

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    市長賞を受賞した固山さんの作品
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    市長賞を受賞した深谷さんの作品
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    総合展開幕を記念してテープカット
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    多彩な作品を楽しむ来場者たち

 須賀川市文化祭の第35回総合展は25日開幕し、11月1日までtetteたいまつホールとルーム1階で日本画、洋画、彫刻、工芸、書、文芸大会(俳句、短歌、川柳)の計149点を展示している。華道展は花の生けこみが終了次第、11月4日から6日まで開く。
 県芸術祭参加行事。須賀川市民芸術文化活動の最高峰に位置づけられ、芸術の秋にそぐわしい文化の香り高い作品・力作の数々が多くの市民から寄せられている。
 今年の総合展は日本画6点(委嘱2点)、洋画35点(23点)、彫刻3点(2点)、工芸7点(1点)の計51点、書38点(審査員16点)、文芸大会は入賞作品60点(入賞者は既報)が並び、居並ぶ芸術作品の数々に来場者らも足を止めてじっくりと見入っていた。
 総合展パンフレットで深谷滉須賀川美術協会長は「作品が“じょうず”とか“へた”ではなく、『何を訴えようとしているのか』という、作者の意図や主題を推し量りながら見ていくと、より味わい深い鑑賞ができるでしょう」、杉岡一郎岩瀬書芸連盟会長は「作品を見て直感的に何かを感じ創造をめぐらす楽しさは芸術鑑賞の醍醐味です。心ゆくまでご鑑賞ください」と呼びかけている。
 11月4日から始まる予定の華道展は草月流、池坊、小原流の3流派で斧田香静須賀川華道連合会長をはじめ32人が生け花を披露する。
 総合展開幕に先立ち24日はtetteたいまつ広場で開会式が行われた。
 市歌斉唱に続いて熊田善治実行委員長は「(東日本大震災以後)10数年にわたり様々な困難な状況にあったが、芸術文化を守り続けてこられた各団体のご献身に心から敬意を表します。芸術の香り高い作品を市民の皆様とともに楽しめることはなによりの喜びです。どうぞ心ゆくまで作品をお楽しみください」とあいさつした。
 来賓の橋本克也市長、五十嵐伸市議会議長が祝辞を述べ、開幕を祝してテープカットをし、深谷・杉岡両会長の案内で作品鑑賞した。
 表彰式は11月28日午後6時からtetteたいまつホールで行われる。
 総合展入賞者は次の通り。

◇日本画・洋画・彫刻・工芸の部
 ▽市長賞=固山和子
 ▽議長賞=橋本淳也
 ▽教育長賞=中田誠
 ▽実行委員会委員長賞=西條晴二
 ▽市文化団体連絡協議会長賞=佐藤智湖
 ▽市明るいまちづくりの会連絡協議会長賞=箭内弘子
 ▽須賀川地区労働福祉協議会長賞=片瀬孝子
 ▽東北労働金庫須賀川支店長賞=吉田江里
 ▽美術協会長賞=佐藤恵美子
 ▽書芸連盟会長賞=宮崎裕子
 ▽須賀川美術協会会員努力賞=笠井允博、鈴木美知子

◇書の部
 ▽市長賞=深谷栄子
 ▽議長賞=矢部若菜
 ▽教育長賞=渡辺歩美
 ▽実行委員会委員長賞=須釜みつほ
 ▽市文化団体連絡協議会長賞=石井睦子
 ▽市明るいまちづくりの会連絡協議会長賞=後藤里奈
 ▽須賀川地区労働福祉協議会長賞=鈴木ヒロ子
 ▽東北労働金庫須賀川支店長賞=伊東路子
 ▽書芸連盟会長賞=小河美利
 ▽美術協会長賞=八巻由香利
 ▽秀作=有我寿美子、古田由美子、植田恵佳、佐久間裕子、箭内優子、佐々木恵子