オリジナル怪獣ヨロイガーで怪獣映画を自由に撮影しよう 11月3日に特撮アーカイブセンター開館2周年イベント

イベント文化特撮須賀川市

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    ヨロイガ―の撮影に挑戦する塾生たち

 須賀川特撮アーカイブセンター開館2周年記念イベント「オリジナル怪獣ヨロイガ―撮影会」は11月3日、同館で開かれる。午前11時半、午後1時半、午後2時半の3回実施し、定員は各回30人、優先的に撮影場所が確保できる整理券を当日受け付けで配布する。
 特撮アーカイブセンター開館2周年を記念したオリジナル怪獣「ヨロイガ―」の撮影会は、参加者が自由に怪獣映画を撮影できるように須賀川特撮塾生らがサポートし、アーカイブセンター西側屋外に平台とミニチュアセットを組んで迫力ある映像を撮影できるイベントを実施する。
 撮影は各回30分程度を予定し、撮影会での機材に制限は設けず、静止画・動画どちらも自由に撮影できる。
 平台周辺の撮影場所は、当日整理券取得者を優先する。
 ただしセンター内の資料(1000点超のミニチュアなど)はスマートフォンと携帯の静止画のみ撮影可能で動画は撮れない。
 オリジナル怪獣「ヨロイガー」は第二の円谷監督育成を目的に今年度開講した特撮塾生が考案、命名した。デザインや着ぐるみ製作など全てを、現代特撮を代表する田口清隆監督、メイキングディレクター島崎淳さん、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構の全面協力を受けて市内小中高生が手がけた。
 絵コンテやストーリー、ながぬまラボでの撮影なども全て塾生が行い、撮影用に10分の1スケールの市役所本庁舎ミニチュアも製作した。
 9月には市民エキストラ約80人が参加して、市役所を襲うヨロイガ―から逃げ惑うシーンも撮影した。10月に入ってからは怪獣スーツアクターも塾生が演じ、撮影作業に一層の熱が入っている。
 撮影したオリジナル映像は編集作業も塾生たちが行い、来年1月の特別上映会を予定している。
 2周年記念イベントなどに関する問い合わせは同センター(℡ 0248-94-5200 )まで。
 須賀川特撮アーカイブセンターは、市出身の円谷英二監督らが生み出した特撮関連資料の散逸や海外流出を防ぐため、「特撮の聖地」として収集、保存、調査研究を目的に令和2年にオープンした。
 全国各地から1000点を超える貴重な関連資料が集まり、開館から2年を前に来館者は5万人を超えるなど注目と人気を集めている。

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