風流のはじめ館の第2回「等躬忌のつどい」は11月18日、桔槹吟社ら関係者の協力で長松院の相楽等躬の墓を参拝し献花などを行う。
須賀川俳壇の祖として今も多くの俳人らに愛される相楽等躬は正徳5年(1715年)陰暦11月19日に没した。今年は307回目の命日にあたる。須賀川の俳人らは同日を「等躬忌」と称して、句会を開くなどして故人に思いをはせている。
同館は先人を偲び、思いを次代に受け継ぐべく、昨年から命日に合わせて「等躬忌のつどい」を開いている。
今年のつどいには桔槹吟社、須賀川史談会、須賀川知る古会、須賀川ふるさとガイドの会、NPO法人チャチャチャ21、本町町内会、同館職員らが参加する。
午前9時から軒の栗庭園の芭蕉・曽良・等躬像、等躬の庭の座像、可伸庵跡の清掃や草引き、それぞれの像の汚れを白布でぬぐい落とす。終了後は相楽家菩提寺の長松院に移動して墓前を参拝する。
また今年度は桔槹吟社の俳句会(らくの会)が等躬忌を兼題にした俳句を詠み同館に展示する。