VRで災害を疑似体験する児童たち
阿武隈小の「そなえるふくしま防災出前講座」は27日、4年生約70人がスマートフォンとゴーグルを使ったVR(バーチャル・リアリティー)体験で、地震や水害などの恐ろしさを実感し、日頃から災害に備える重要性を学んだ。
県の出前講座授業で、県危機管理部危機管理課の横山正勝副主査を講師に迎えた。
東日本大震災や今年3月の県沖地震などの映像を見せ、これまでの大きな災害で多くの大切な命が失われてきたこと、命を守るために防災が重要なことなどを説明した。
VR体験は児童一人ひとりに機器を配り、震度6相当の大地震と津波が目の前で起きているような映像を見せた。
児童らはリアルな映像に驚きの声をあげながら、災害の恐ろしさを疑似体験した。
そのほかハザードマップの見方や発災時に優先すべき行動など教わり、避難の重要性をかみ締めた。