「子育ては周囲の助け必要」 TUNAGUの市民公開講座

講座須賀川市

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    発達障害について講話する白潟医師

 NPOすかがわ子育てネットワークTUNAGUの市民公開講座は、市労働福祉会館とビデオ会議システム「Zoom」で開かれ、精神科医・脳科学者の白潟光男医師が両親だけでなく周囲も含めた子育て(共同養育)の重要性など説明した。
 会場で23人、オンラインで43人が受講した。
 白潟医師はこおりやまほっとクリニック院長で精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本老年精神医学会専門医などとして活躍している。
 「発達障害研究からわかってきた子どもの力の高め方」をテーマに、発達障害の概要や発達の差が起こる原因、アタッチメント(子どもが危機的状況に立たされた時、特定の人の身体に近寄り、接しようとするなどの行動)の重要性など説明した。
 白潟医師は「人は子どもが産まれた瞬間に親になるのではなく、子育ての過程で親になっていくもの」「学歴等の脳の容量も大切だが、社会集団で生活することを選択した人間の能力を高める関わりに目を向ける必要がある」「個性を重視しながら、苦手な面も見つけ出し、社会生活で本人が困らないような力を最低限身につけるよう働きかけることが大切」と述べた。
 受講者たちは熱心に耳を傾け、発達障害への理解を深めていた。