須賀川市立博物館のスポット展示「二階堂家伝来の品々」は12月末まで、2階常設展で二階堂家の家紋が入った甲冑(黒漆塗横剥二枚胴具足)や陣羽織、旗、家系図などの市指定文化財をはじめとする約10点の資料が並び、松明あかしや大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目が集まる二階堂氏をより深く知る機会を提供する。
主な資料はそのほか、二階堂信濃治郎守刀や印籠、二階堂氏の興亡を記した戦記「藤葉栄衰記」、御成敗式目など。
二階堂家の家紋には「立砂紋」と長禄寺に伝わる家系図に記載のある「庵に木爪紋」、「三盛亀甲に花菱紋」、「石持黒門」が知られているが、各資料でそれらの紋が確認できる。
開館時間は午前9時から午後5時まで。観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下と65歳以上、障がい者手帳所持者は無料。文化の日である3日と、松明あかし当日の12日は入館無料。
27日まで企画展「ぼくたちの学校」、テーマ展「内藤家文書にみる須賀川の江戸時代」も開いている。
問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。