ヨロイガーの活躍を撮影する参加者たち
須賀川特撮アーカイブセンター開館2周年記念イベント「オリジナル怪獣ヨロイガー撮影会」は3日、市内外から多くのファンが参加して同所で開かれた。
ヨロイガーは市内中高生が1年かけて特撮を学ぶ特撮塾が考案製作したオリジナル怪獣。
塾生たちは市民エキストラ約80人の協力も得て、ヨロイガーが市庁舎を破壊するシーンを撮影し、来年1月の公開を予定している。
撮影会は3回実施し、塾生たちが設置したミニチュアの街並みをヨロイガーがかっ歩するシーンを、自前のカメラやスマートフォンなどで撮影体験していた。
塾生の指導にあたっているメイキングディレクターの島崎淳さんらが、撮影会参加者にビデオ撮影やスーツアクター、ミニチュア設置など塾生たちの作業を説明した。
撮影に使用したミニチュアは、過去放映した実際のウルトラマンやガメラシリーズなどでも使用したアーカイブセンターに収蔵されているものとの説明に、参加した大人のファンから驚きの声もあがっていた。
同センターは令和2年11月3日に、旧岩瀬公民館を改装して開館した。全国各地から1000点を超える貴重な特撮関連資料を収集・保管・継承している。
開館日の11月3日は「ゴジラの日」で、須賀川出身の特撮の神様円谷英二監督が生み出したゴジラが劇場初公開された記念日。
貴重な資料の数々を一目見ようと全国各地から特撮ファンが足を運び、既に来館5万人を達成している。