秋季全国火災予防運動スタート 高齢者世帯を防火訪問 住宅用火災警報器の正しい設置を

消防防災須賀川市

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    住警器を正しい場所に設置する職員

 秋季全国火災予防運動は9日から15日まで実施され、防火に関する様々な取り組みが各地で行われている。須賀川消防署は9日、高齢の避難行動要支援者世帯を訪問し、住宅用火災警報器の正しい設置促進や、これから使用機会が増える暖房器具の安全な取り扱いなど丁寧に説明した。
 今年度の運動は全国統一防火標語「お出かけは マスク戸締まり 火の用心」を掲げ、住宅防火対策や乾燥時及び強風時の火災発生防止対策など推進する。
 須賀川消防署の防火訪問は住宅火災で高齢者が犠牲となる割合が全国的に高いことから、運動期間に合わせ定期的に実施している。
 今年は4世帯を消防職員のほか、各地区の包括支援センター職員、東北電力ネットワーク須賀川電力センター職員が協力した。
 職員らは暖房器具の使用状況や緊急時の連絡先、かかりつけ医、住警器設置状況などを確認し、配電盤の漏電調査などを行った。
 また啓発用チラシやグッズなどを渡し、「これから寒くなって暖房を使う機会も増えますが、十分気をつけてください」「コンセントはしっかり差し込まないと、隙間にホコリが溜まって火災の原因になるので、注意してください」と呼びかけた。
 そのほか須賀川地方広域消防組合が住警器設置率向上のために進めている無料取り付け支援サービスを活用し、寝室など適切な場所への設置も行った。
 住警器の取り付け支援サービスの対象は65歳以上のみで構成する世帯や身体に障害があるなど自力での設置が困難な世帯。
 販売店か同組合ホームページの申込用紙に必要事項を記入し、最寄りの消防署に直接もしくは郵送すると職員が無料で設置する。
 取り付け支援サービスの問い合わせは同本部予防課(℡ 0248-76-3114 )まで。