福島県知事選 須賀川市内の年代・投票区別 18歳の投票率は36%に 若年層の低関心顕著

選挙須賀川市

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 須賀川市選管は先月30日に行われた県知事選挙の年代別・投票区別投票率をまとめた。年代別に最も投票率が高いのは60代で61・71%(男61・23%、女62・14%)、最も投票率が高い投票所は稲田地区古戸の67・05%(男64・36%、女70・67%)だった(詳細は別表)。
 市全体の当日有権者数は6万2600人(男3万703人、女3万1897人)、投票者数は2万7348人(男1万2936人、女1万4412人)、投票率は43・69%(男42・13%、女45・18%)で、前回(平成30年)比0・95ポイント減、県59市町村で46番目。
 年代別投票率で50%を超えたのは、60代と50代(57・85%)のみ。最も低かったのは20代の22・65%、10代29・40%、30代30・08%とこれまでの選挙と傾向が変わらず、若年層の関心の薄さと投票意欲の低さが顕著に現れた結果となった。
 ほかにも40代36・90%、50代46・50%、80代40・23%と全年代的に低調で、12年ぶりの現新一騎打ちとなったが、結果的に現職の信任選挙の意味合いも強く、有権者の投票行動につながらなかったともみられる。
 一方で若年層の中でも初めて投票権を得た18歳は36・63%(男36・08%、女37・20%)と40代前半までの年代区分で最も高くなり、市選管が初めて実施した市内3高校での移動期日前投票所の効果があったとも考えられる。
 投票区別にみると岩瀬区が55・31%(男53・38、女57・23%)と市内9区で最も高く、唯一50%台を超えた。一方で西袋区全体の投票率は39・62%と最も低く、区内8投票所のうち西川第二(38・86%)、大桑原(39・12%)、森宿第二(37・59%)、吉美根(38・65%)の半数が40%に届かなかった。
 投票所別では60%を超えたのは5カ所にとどまり、30%台は10カ所あった。
 今回の県知事選から投票所をながぬまショッピングパークアスクに変更した志茂・小中投票所は51・79%(男54・26%、女49・67%)だった。

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