ウルトラセブンの魅力を存分に 放映55周年記念上映会

イベント文化特撮須賀川市

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    セブンへの思いなどを語った古谷さんと青柳さん(右)

 テレビ放映55周年を記念した「ウルトラセブン」特別上映会は20日、すかがわ市M78ひかりの町の住民たち約70人が参加しtetteで開かれ、セブン全49話のうち屈指の名作の呼び声高い、第8話「狙われた街」を観賞した。
 ウルトラセブンは1967年10月1日から放送開始し、55年前の11月19日に今回特別上映した「狙われた街」を放映した。
 特撮の神様・円谷英二監督出生地で、近年は「特撮の聖地」として全国から注目を集める須賀川市と特撮文化に、理解を深めてもらいたいと今回の特別上映会を企画した。
 ゲストに俳優でウルトラマンオーブ・ゼットに出演した青柳尊哉さん、ウルトラマン・セブンに出演した古谷敏さんが登場し、毒蝮三太夫さんはリモート出演した。
 上映の前後でトークショーを催し、青柳さんと古谷さんはそれぞれ出演時のウルトラ作品への思いや当時の思い出を振り返り、数々の人気作があるウルトラシリーズの中で、セブンは「かっこいいの質が違う。ストーリーも硬派というか哲学的な色合いも強く、半世紀以上経っても色あせない存在感を持っている」と絶賛した。
 また「須賀川はウルトラマンだらけの街」だと談笑し、当日午前中に特撮アーカイブセンターを訪ね、「展示物が多くて夢中になりすぎあっという間に時間が過ぎていた」と話して、同所に2人で大きなサインを壁に書き残してきたと明かした。
 ウルトラセブン第8話「狙われた街」は、現代まで多くの作品にオマージュされてきた名作で、セブンが宇宙人と本気で共存共栄するために互いを理解する必要性を訴えるメッセージが強く発信されている。
 上映会・トークショー終了後は、来場者の質問コーナーも設けられ、ウルトラセブン一色の一日に来場者たちは大満足の様子だった。

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