75歳で剣道初段に合格 江持の熊田さん 孫とともに稽古に励む

須賀川市

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    75歳で初段に合格した熊田さん(左)と孫の一花さん

 今月6日に市民スポーツ会館で行われた県剣道連盟須賀川支部の剣道昇段審査会に75歳の熊田一雄さん(江持五林平、石材店経営)が孫の一花さん(須二中2年)とともに挑み、2人そろって初段に合格した。
 熊田さんは一花さんが中学の部活動で剣道を始め、部外でもスポーツ少年団で真剣に稽古に励む姿を見て「自分も剣道を学びたい」と決意し、須賀川剣道連盟の門を叩いた。
 週4回、ほとんど休まずに稽古に参加し、一花さんとともに心身を鍛えている。
 熊田さんは「これまでスポーツの経験はなく、運動神経もあまりよくないので若干不安もありましたが、孫と一緒に挑戦しました。剣道は規律正しい稽古により、礼儀作法を学ぶことができ、大変勉強になっています。また緊張感が精神統一につながり、健康にも良い影響を与えています」と述べ、初段合格については「感動しました。先生方や連盟の皆様のおかげです。これからも身体が動く限り、剣道を学んでいきたいです」と笑顔を見せた。
 75歳の初段合格は須賀川剣道連盟75年の歴史上初めてで、関係者は熊田さんの剣道に対する求道心や誠実な稽古ぶりに関心を寄せ、これからも修練をサポートしたいとしている。

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