須賀川駅でエイズ啓発活動 抗体検査利用など呼びかけ

健康医療福祉須賀川市

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    啓発を呼びかける参加者たち

 県中保健福祉事務所の世界エイズデーFUKUSHIMA街頭キャンペーンは25日、須賀川駅前で行われ、HIV抗体検査を促す啓発文が記載されたポケットティッシュを約550部配布し、高校生や会社員など通行人に啓発を呼びかけた。
 エイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的にWHOは12月1日を「世界エイズデー」と定め、世界中で啓発活動が行われている。今年度は「このまちで暮らしている。私もあなたも。12月1日は世界エイズデー」をテーマに、県内でも各エリアで実施している。
 新型コロナの流行と対策が長期化する中、エイズ対策も影響を受け、地道な感染症対策の重要性が再認識されている。
 これまで治療法の進歩によりHIV陽性者も早期把握、治療の早期開始・継続により発症を防ぐことができ、感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになった。
 一方で有効な治療法がなく死に至る病であった認識にとどまっている場合も少なくなく、HIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、差別や偏見を招く要因になっているとも言われており、キャンペーンでは正しい知識の普及によりこれらの解消を目指す。
 呼びかけ運動は職員3人のほか、公立岩瀬病院附属高等看護学校の学生3人と須賀川地方健康を守る婦人連盟3人が参加した。
 同事務所では無料で匿名の検査を受けることができるため、積極的な利用や相談を呼びかけた。
 問い合わせは県中保健所エイズ相談・HIV抗体検査予約ダイヤル(℡ 0248-75-4338 )まで。

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