販売を始めたクラフトビールと渡辺代表取締役(左)
玉川村南須釜に創業した「あぶくまビール」(渡辺潤代表取締役)は23日、クラフトビール「乙な麦酒」を発売した。
渡辺代表取締役は郡山市内のウェブ制作やソフトウエア開発、イベント企画・運営、PCサポートなどを手掛ける会社に勤務し、約3年前から同村のイベント運営などに協力している。
「村にはアクティビティをはじめ、宿泊施設、特産品、おいしい食べ物などたくさんあるが、何か足りない、何を足せば良くなるのか」と試行錯誤の結果、クラフトビールに行きついた。
「村内でビールを飲みながら楽しい時間を過ごし、さらに充実させてほしい」と8月に会社を創業、クラフトビールなどが盛んな北海道などを視察し見聞を広めた。
23日に南須釜のすがまプラザで開かれた「こわたま市」で初披露、当面はSNSで発信するイベントなどで販売する計画である。
村民民間事業者が実施する活動支援にも取り組んでいる同村地域おこし協力隊の和田正樹さんによると「通常5度あるアルコール濃度を4・5度にすることで苦味を抑え、香りが豊かになった」と話す。
価格は330㍉㍑で770円。