展示事業を終了するCCGA現代アートセンター
DNP文化振興財団(東京都)が運営する須賀川市塩田宮田のCCGA現代グラフィックアートセンターは18日、同センターでの展示事業を終了すると発表した。
同センターは1995年4月に世界の優れたグラフィックアート作品を保存公開する施設として開館し、27年間にわたり展示会、ワークショップ、講演会、シンポジウム、音楽会などを通してグラフィックアートを中心とした文化の振興に努めてきたが、芸術関連の予算をより効率的に配分するために終了することを決めたという。
財団は今後もギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京)と京都dddギャラリー(京都)での展示事業、教育普及事業、研究助成事業、海外交流事業など、引き続き行うほか、CCGAで収蔵するタイラーグラフィック作品やポスターコレクションなどのアーカイブ事業も継続し、作品の貸し出しや学術研究への利活用など、グラフィック文化の普及振興に貢献する。
現在の建物は収蔵庫として使用する方針。