tette来館200万人 開館1423日目で到達 松村さん親子に記念品

文化行政須賀川市

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    来館200万人目の松村さん親子

 須賀川市初の図書館と生涯学習の複合公共施設として、平成31年1月11日にオープンした市民交流センターtetteは4日、開館から1423日で来館200万人を達成した。市内守谷舘の松村慶美さん(33)・依橙ちゃん(1)親子が記念の200万人目となった。
 松村さん親子は屋内遊び場わいわいパークや預かりルーム、子育て支援センター、図書館など利用で週に2~3回来館し、「(スタッフなど)子どもと一緒に遊んでくれる人もたくさんいて、子ども向けのイベントにも参加して楽しく利用させてもらっています」と答えた。
 橋本克也市長から200万人の記念プレートとtetteオリジナルグッズなど手渡されると、「200万人目などに選ばれるのは初めての体験で驚いていますが、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。
 tetteは幅広い年代の人が「手と手を取り合う」イメージで愛称が決定し、震災からの市民文化活動復興拠点、まちなかの新たなにぎわい創出拠点として建設された。
 設計段階から幅広い年代の市民を交えたワークショップを開いて積極的に声を聞き入れ、市が取り組む市民協働の複合施設としてオープンした。
 館内は中央図書館をメーン施設の一つとして、須賀川出身で特撮の神様とも呼ばれる円谷英二ミュージアム、わいわいパーク、ウルトラFM放送スタジオ、たいまつホールやでんぜんホール、学習室、各階貸室など多彩な利用で連日多くの市民でにぎわっている。
 夕方や休日は高校生を中心に学習利用する姿も多く見られ、幼い子ども連れの家族らも気軽に立ち寄れる施設として人気を集める。
 コロナ禍で一時臨時休館などを余儀なくされたこともあったが、令和元年9月29日に来館50万人、翌2年12月3日に100万人、翌3年12月19日に150万人を達成している。
 なおtetteは今年3月に発生した県沖地震でスプリンクラー給水管の一部破断などで館内浸水被害を受けた。内部壁面にも一部ひび割れなどがあり、改修のため来年1月から3月にかけてたいまつホールなどの施設利用を制限する見込み。