俳優で映画監督としても活躍する斎藤工さんが選んだ国内外4作品を上映する「すかがわシネマ」は来年1月22日と2月4日、須賀川市文化センター大ホールで開かれる。2日間とも定員900人で来年1月15日まで申し込みを受け付けている。
須賀川出身で「特撮の神様」とも呼ばれる、円谷英二監督が生みの親であるウルトラマンを現代に復活させた映画「シン・ウルトラマン」で主演を務めた斎藤さんは、今夏の須賀川特別上映会に樋口真嗣監督とともにゲストトークを披露した。
斎藤さんは被災地に映画を届ける移動式映画館「ハミングバード」を企画し、今年度の市新規事業・文化都市すかがわ推進事業に合わせて、今回の「すかがわシネマ」の開催が決定した。
1月22日は本名の齊藤工名義で企画・原案し、声優出演もしている8分の短編作品「映画の妖精 フィルとムー」、平成30年日本公開のアメリカ映画「ワンダー 君は太陽」(ジュリア・ロバーツほか出演)の2作品。
2月4日は齊藤工企画・プロデュースした6分の短編作品「オイラはビル群」と、平成25年日本公開のフランス映画「エール!」(ルアンヌ・エメラほか出演)の2作品を上映予定している。
申し込みは市ホームページ掲載の専用フォーム(https://www.task-asp.net/cu/eg/lar072079.task)から、必要事項を入力して完了すると、別途入場券を送付する。
当日は斎藤さん本人の来場や出演はないが、上映作品の解説などを掲載したプログラムを配布する。
2日間とも定員になり次第締め切るため、早めの申し込みを呼びかけている。
問い合わせは市文化振興課(℡ 0248-88-9172 )まで。
「文化都市すかがわ推進事業」は、市が誇る俳諧文化に加え、音楽や美術、映像など多様な分野における文化芸術振興を推進し「文化都市すかがわ」を市内外に発信することで、全ての人の市への愛着やシビックプライドを育てることと、文化都市としてのブランディング形成を促進し交流人口の拡大と地域活性化を目指す新規事業の一つ。
今年度は映像文化に焦点を当て、映画館のない市で上映会を開催し、映画鑑賞の機会と市民生活に潤いや活力創出につなげる。